伊藤利尋
伊藤 利尋(いとう としひろ、1972年(昭和47年)7月22日 - )は、フジテレビのアナウンサー。2024年現在は、局次長待遇のゼネラルアナウンサー情報担当の職にある。 来歴・人物幼少期は転校が非常に多く、幼稚園で3回、小学校で3回、中学校で2回転校した。小学校4年から中学1年までイギリス・ロンドンに住んでいたため、英語が堪能[注 1]。 兵庫県立長田高等学校を経て慶應義塾大学法学部政治学科卒業(学位は法学士)。在学中は体育会ソフトテニス部に在籍[2]。慶應大卒業後の1995年にフジテレビに入社。同期入社は、森昭一郎、菊間千乃(2007年退社)、高木広子(2011年退社)。 愛称は「アミーゴ伊藤」または単に「アミーゴ」。「アミーゴ伊藤」の前は「チェックマン伊藤」であり「チェッキー」とも呼ばれていた。ちなみに、とんねるずの石橋貴明からは「悪いMr.ビーン」と呼ばれたことがある[3]。 2010年3月29日から放送が開始された『知りたがり!』(2012年3月までは10・11時台、同年4月以降は14・15時台)では総合司会を務めた。このため、平日は『めざましテレビ』終了後に約2時間、間を置いてから『知りたがり!』と午前中に2本の番組に出演していた。さらに、2011年11月4日から12月2日の平日(11月23日を除く)は、『知りたがり!ワールドカップバレースペシャル』が15時57分 - 16時53分に放送となった上、2011年11月2日から2012年3月31日まで『めざましテレビ』総合司会代理(病気休養に入った当時『めざましテレビ』総合司会の大塚範一の代理)も担当し、2011年12月2日まで平日の3番組・計5時間、帯番組の総合司会を務めた。 2012年5月14日には出勤中に乗用車を運転中、左ミラーに歩行中の30代女性の左肩が接触する事故を起こし、そのまま現場を走り去るも、女性が通報し、事情聴取されたと報道された。16日の『知りたがり!』では、「届け出があった時間帯に、その路上で誰かに明確に接触した認識はありません。警察にも同様のお話をさせていただいた。真摯に受け止めて、女性の方に対しても誠意を持って対応していく所存です。私事でご心配、ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした」と説明し、謝罪した[4][5]。 競馬のGI初実況は2006年の第1回ヴィクトリアマイルであり、2007年も実況している。また、本命印を「重たい印」と表現するのが特徴だったが、2008年以降は競馬実況からは離れている。また、モータースポーツの実況も2008年まで行っていた。 1期後輩の竹下陽平と仲が良く、まだ竹下が結婚する前に『竹下が結婚したら私財を投げ売ってでも彼の結婚を祝福する』と話したことがある(竹下は2020年1月1日に結婚、伊藤は結婚式の仲人を担当)。 とんねるずに気に入られており、とんねるずの事務所・アライバルに「フリーになれば1億」と誘われたこともある[3]。 2004年4月、6年の交際を経て、1歳年下の一般人女性と結婚。2008年9月には長男が誕生している。現在、2児(長男、長女)の父である。 2015年3月30日から3年間は、『みんなのニュース』平日版のメインキャスターに事実上専念。報道番組のメインキャスターをレギュラーで務めることは、フジテレビへの入社後初めてであった。2016年4月に発災した熊本地震では、被災地からの生中継リポートを最後に担当した同月29日放送分において、「(被災地の視聴者や関係者で)マスコミの取材を不快に思われた方には心よりお詫び申し上げます」という異例のコメントでリポートを締めくくった。本人が後に述懐したところによれば、発災の約2週間後に同番組向けの取材で被災地へ出向いたところ、「地域外からの取材者」という立場での葛藤に直面。避難所などで取材を重ねるにつれて「(自分たちの番組や取材は)果たして被災地に寄り添っているのだろうか?」と自問するまでに至ったという [6]。なお、出演期間中の2017年には、7月1日付の人事異動でアナウンス室の主任からシニア部長待遇に昇格している。 『みんなのニュース』が2018年3月30日で終了したことに伴い、翌週(4月2日)から2020年9月25日まで、『情報プレゼンター とくダネ!』の男性サブ司会を担当。総合司会の小倉智昭が休演する日には、小倉に代わり、総合司会を任されていた[7]。 2020年9月28日以降は、『とくダネ!』のサブ司会から『バイキングMORE』の進行MCへ異動。母体番組の『バイキング』で初年度(2014年度)に月・水・金曜日の進行MCを務めて以来5年半振りに、坂上忍とで平日午後の生放送を進行する[8]。 2021年7月1日付の人事異動でアナウンス室情報担当部長から情報担当局次長待遇へ昇格[9]。 2022年4月4日以降は、『バイキングMORE』の放送終了に伴い、自身が2015年3月まで初代天の声を12年間務めた『ネプリーグ』3代目天の声として7年ぶりに正式に復帰した(同年4月11日の放送から2代目の佐野瑞樹が『バイキングMORE』の後番組『ポップUP!』の進行MCに異動したために正式に復帰)。 2023年6月28日付でシニア局次長待遇・統括チーフアナウンサー情報担当に昇進。2024年7月1日付でシニア局次長待遇・ゼネラルアナウンサー情報担当に昇進。 2024年9月30日、27日に退任した三宅正治の後任で『めざましテレビ』の総合司会(メインキャスター)に就任[10]。 出演番組報道・情報番組
特別・スポーツ・実況担当番組・その他
バラエティ番組
テレビドラマ
テレビアニメ
ナレーション
フジテレビ以外の番組
映画
ゲーム
競馬GI実況歴
同期アナウンサー脚注注釈
出典
関連項目
外部リンク |