Microsoft Windows Server 2012
Windows Server 2012(ウィンドウズ サーバー 2012)は、マイクロソフトが発売しているサーバー向けオペレーティングシステムである。クライアント用オペレーティングシステムであるWindows 8のサーバー向けの位置づけであり、同社 Windows Server 2008 R2 の後継である。 概要Windows 2000以降、初めて Itanium のサポートがない Windows Server である。開発コードネームは「Windows Server 8」だった。2011年9月9日にデベロッパープレビュー、2012年2月29日にベータ版、6月1日に Release Candidate が公開され、2012年夏にRTMが完成した。2012年9月5日よりボリュームライセンスの販売を開始、パッケージはWindows 8に先行し、9月26日より発売された。 新機能ユーザーインターフェイスサーバーマネージャーが再設計され複数サーバーの管理が容易になった[2]。Server Core モードでインストールしない限り、Windows 8 のように Modern UI が利用可能になった[3]。Windows Server 2008 R2 では 200 程度だった[4] Windows PowerShell のコマンドレット数は 2300 に増加し、自動補完もついた[4]。 エディションWindows Server 2012よりWindows 8と同様、エディション構成がシンプル化されている。
インストールオプションWindows Server 2008 R2 とは異なり、Windows Server 2012 は Server Core と GUI インストールを再インストールすることなく切り替えることができる[5]。さらに第3のインストールオプションとして Microsoft 管理コンソール (MMC) とサーバーマネージャーは走らせることができるが、Windows Explorer や他の GUI シェルなしという選択肢がある[6]。 IP アドレス管理 (IPAM)IPアドレス管理の新しいロールが搭載された。IPv4 と IPv6 の両方がサポートされている[6]。 ReFSReFS(Resilient File System、元の開発コードは “Protogon”)は元々はファイルサーバー向けだった、新しいファイルシステムであり、NTFS を改良したものになっている[7]。 システム要件32ビットや Itanium のサポートがない。
Windows Server 2012 R2
2013年10月17日、Windows Server 2012 R2 がリリースされた。2013年6月3日に TechEd North America で発表された[9]。Windows 8.1をベースとしている。 2013年5月31日に発行された Windows Server 2012 R2 データシートによれば、このOSには Essentials、Standard、Datacenter の3つのエディションがある[10][11]。Windows Server 2012 と同様に、Datacenter と Standard エディションは機能的には同一であるが、ライセンスにより仮想化権限の違いがある。Essentials エディションはいくつかの制限付きで Datacenter と Standard 製品と同じ機能を備えている[12]。 Windows 8に無償で提供されたWindows 8.1と異なり、Windows Server 2012とは別製品として提供されるため、Windows Server 2012から無償でアップグレードすることはできない。 関連項目参照
参考文献
外部リンク
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