『FNSの日』(エフエヌエスのひ)[1]は、フジテレビをはじめとしたフジネットワーク(FNS)系列各局(テレビ大分を除く)が、毎年1つのメインコンセプトテーマを掲げ、1987年から毎年総力を挙げて制作、生放送[注 2]されている長時間特別バラエティ番組。1997年からは大半の番組が『FNS27時間テレビ』(エフエヌエス27じかんテレビ)と称している。
概要
略歴
1987年、フジテレビ開局30周年特別番組として企画された大型バラエティ番組・特別番組である。『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』(日本テレビ)のパロディ及びアンチテーゼが番組の根幹にあり、チャリティーなしでお笑いだけをやる生放送番組として企画された。一部の回では、24時間テレビのパロディとして長時間長距離マラソンや出演者及びスタッフが同じデザインのTシャツを着る等の企画も行われている。
チャリティーを行っていないため第1回の番宣ポスターには「チャリティーではありません」と明記し、番組内でも明石家さんま・タモリらが度々注意を呼びかけていたが、勘違いして募金をフジテレビに持ってくる人もいた。また、当時フジテレビが行ったイベント『夢工場』の宣伝の要素もあった。当初は1回きりの特別番組の予定だったが、初回放送の平均視聴率が19.9%、瞬間最高視聴率は38.1%という高視聴率となり以降、新型コロナウイルス感染症の影響による中断を挟みながら毎年継続して企画・放送されている。
2007年以降、制作著作は「フジネットワーク27社」名義であり、クロスネットのテレビ大分以外の全局が制作局となっている。
2017年 - 2019年はこれまでの生放送・バラエティ中心の内容を大きく一新し、放送日も例年の夏季から9 - 11月に変更して放送された。
2020年は8月に放送される予定であったが、新型コロナウイルスの影響で34年目にして初の放送中止[2][3]となり、以降2022年まで3年連続で放送が見送られた。2021年・2022年は放送中止状態にある本番組の代替として、2夜連続・計9時間生放送の長時間特別番組『FNSラフ&ミュージック〜歌と笑いの祭典〜』を2021年8月28日・29日[4]、2022年9月10日・11日に『FNSラフ&ミュージック2022〜歌と笑いの祭典〜』を放送した[5][6]。また、2020年8月22日から23日にかけて当番組参加局のひとつである北海道文化放送のアナウンサーたちによるYouTubeチャンネルである「UHB北海道文化放送非公式チャンネル」にて『ABOUT 27H YOUTUBE LIVE』を生配信した[7]。
そして2023年に『千鳥の鬼レンチャン』をベースにした放送内容で4年ぶりに復活した[8][9]。同年の放送ではTVerのリアルタイム配信を全編で実施した。24時間以上リアルタイム配信が行われるのは、民放のテレビ局では史上初の試みとなった[10]。
2025年は放送を予定していたが、2月21日に放送中止を発表[11]。3年ぶり4回目の放送中止となる。フジテレビは中止の理由について「一連の事案(中居正広・フジテレビ問題)を受けて、総合的に判断して放送を見送る」とした[12][13]。
放送内容
『24時間テレビ』と異なり、毎年の放送内容に統一性はなく、ベース番組やメインコンセプトテーマに沿った企画が行われる。
例として、2002年・2003年は例年のお笑い要素を少なくし、感動系の内容をメインに放送。一転して2004年からはお笑いバラエティ要素の強い企画を放送[注 3]。2017年 - 2019年は教養要素の強い内容を放送。中断期間を挟み2023年からは例年のお笑いバラエティ要素の強い内容に回帰するなど、年度によって放送内容・企画に大きなバラつきがあり、前年と今年で実質的に全く異なる番組である事も多い。
毎年のテーマに沿ったレギュラー番組の特別版や各時間帯の番組を内包したコーナーが組み込まれる。基本的に生放送(2017年 - 2018年は収録放送がメイン。それ以外の年でも一部の時間帯で事前収録した内容を放送する場合もある)であり、生放送である特色を活かして稀に他局の番組とのコラボレーション企画を行うこともある[注 4]。メインセットを設けるスタジオは河田町社屋第6スタジオ→台場・FCGビルV4スタジオと広いスタジオを使っており、各コーナーは本社内や湾岸スタジオ内にある別スタジオや社内の廊下・玄関前、開催中のお台場冒険王会場内などを使う。
また、番組中の提供クレジットは第1回から一貫して画面下部にアニメーション効果を加えた読み上げなしの特別仕様のものが使われている。1996年(第10回)まではスポンサー名の上に「提供」と書かれていたが、1997年(第11回)からはスポンサー名だけが書かれており、2023年(第37回)からはスポンサー名が一部企業を除きカラー表記となった。なお、ローカルスポンサー枠に関してはフジテレビは同じ仕様のもの、それ以外は普通の提供クレジットとなる局が多い。
放送決定がフジテレビより公式に発表されるのは通常、放送日のおよそ2 - 3か月前となる。ただし年によっては、公式発表より前に出演予定者やスタッフが自身の出演する番組や雑誌のインタビューで非公式に次回のFNSの日について言及する事があり、それが実質「今年も放送が決定した」と公になる場合もある[注 5]。なお、2023年・2024年はその年の2月中に放送決定が発表され、例年より大幅に早い展開となった[注 6]。
放送時間の推移
放送開始当初は、ライバルの日本テレビを意識し、24時間(土曜日21時 -日曜日20時54分)で放送が始まったが23 - 25時間と各年で幅があった。1996年は、10周年記念として29時間30分に拡大、翌1997年より27時間。その後は25-27.5時間で推移している。
放送時間に合わせて2005年は「25時間テレビ」、2006年・2009年 - 2010年は「26時間テレビ」と番組名が変更されているが、2011年以降は「27時間テレビ」に統一して放送されている。 2011年 - 2014年は26時間24分(18:30 - 翌20:54)に設定され、2015年以降は放送終了時間が21:54と1時間拡大された[注 7]が、「27時間テレビ」のタイトルに変更はない。
番組タイトルについて
1987年の放送開始から1996年までは毎年ごとの番組の正式タイトルを略して「夢列島」「平成教育テレビ」、放送時間から取って「FNS24時間テレビ」と呼ばれていた。1997年より放送時間が27時間に設定されて以降は通称として「27時間テレビ」と呼ばれるようになったが、番組タイトルに正式に「FNS27時間テレビ」と名付けられるようになったのは2002年の放送からである。以降は放送時間の推移に合わせて「FNS○○時間テレビ」と銘打たれるのが恒例である。
また本来の通称としては「FNSの日」であるが、実際の番組名として使われる事は少ない。2009・2010年に「FNSの日26時間テレビ」として番組名に用いられたのが最後。ただし番組最後のエンドロールでは「FNSの日 制作実行委員会」のトップクレジットの下にスタッフロールが流れる。
歴代製作総指揮
製作総指揮は第1回(1987年)は当時フジテレビ会長の鹿内春雄、第2回から第5回(1988年 - 1991年)は春雄の義弟で同社会長の鹿内宏明が、制作代表は第2回から第5回(1988年 - 1991年)まではフジテレビ社長・日枝久が務めた。日枝は後身の『平成教育テレビ』→『FNS27時間テレビ』でも製作総指揮・制作代表を2016年まで29年間務めた(製作総指揮は1993年の第7回から2000年の第14回まで)。基本的に制作代表は歴代フジテレビ会長、製作総指揮は第7回(1993年)から歴代フジテレビ社長が務めている。
参加局
現在の参加局
現在の主催局はテレビ大分以外のフジテレビ系列加盟27社で各局が共同主催で実施している。
- 備考
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- クロスネット局の対応
-
- テレビ宮崎(FNS単独加盟・NNS並びにテレビ朝日ネットワークは非加盟)
- 通常なら他系列の番組を編成している時間帯(NNN編成である土曜23時55分 - 、日曜日19時 - 24時55分など)についても、当番組の放送を優先する。ただし、ニュース枠についてはその限りではないケースもある(なお、NNN、ANNの当該時間帯のニュースを放送しても、年度の時間編成によってはFNNのニュースも放送される場合がある)。なお、2011年以降は全編フルネットを行っている。
- 土曜日のNNN最終ニュース - 2009年までは飛び降りで土曜日のNNN最終ニュース枠(『NNNニュース』)を放送。2010年以降の『Going!』は放送せず。
- 日曜日の昼前のニュース - 2010年までは飛び降りで『ANNニュース』を放送[注 9]。2011年以降は放送せず。
- 日曜日の19時以降、本番組と時間帯が重なった報道番組を除くNNS同時ネット番組に関しては振替放送がなされる。
- テレビ大分(NNS・FNS双方加盟のクロスネット局)
- 2002年度 - 2006年度のみネットされていたが、編成の都合[注 10]や終夜放送を行っていなかった[注 11]ことから一部時間のみのネットとなり、フィナーレの部分を深夜に録画放送するなどの対応を取っていた。
- 2007年度以降は土曜21・22時台が日本テレビ系列の同時ネットに変更されたことで土曜日・日曜日のプライムタイム全体及び朝と深夜のニュース枠がNNN/NNS編成となり、打ち切りとなった[注 12]。現在は本番組放送日の日テレ同時ネット編成でない時間は自主編成または番組の時差放送を行っている。通常FNNから配信される昼(『FNN Live News days』)と夕方のニュース(『FNN Live News イット!』)のネット受けはせず、昼のニュース枠は休止、夕方枠は自社制作ローカルニュース『TOSニュース』で対応している。また、『サザエさん』は定刻の日曜18時30分 - 19時に放送している。
- かつてのクロスネット系列局の対応
-
- テレビ熊本(1987 - 1989年 クロスネット相手はANN系列(熊本朝日放送開局まで))
- クロスネット当時、日曜日の昼は『ANNニュースライナー』をネットしていなかったため、開始当初から一貫して全編ネットとなっている。
- テレビ長崎(1987 - 1990年 クロスネット相手はNNN系列[注 13](長崎国際テレビ開局まで))
- クロスネット当時から、土曜19時以降はFNN・FNS編成が組まれているため、開始当初から当番組を放送。ただし、クロスネット時代は、土曜深夜の『NNNきょうの出来事』・日曜朝の『NNN朝のニュース』・日曜昼の『NNN昼のニュース』の放送時間帯はその度に中断していた。また、クロスネット当時の日曜19時 - 22時30分はNNN編成だが、当番組の放送を優先していた。
- 鹿児島テレビ(1988年・1990年 - 1993年 クロスネット相手はNNN/NNS系列(鹿児島読売テレビ開局まで))
- 1987年と1989年は編成上の都合により、ネットなし。
- テレビ長崎同様、クロスネット当時は土曜深夜の『NNNきょうの出来事』・日曜朝の『NNN朝のニュース』・日曜昼の『NNN昼のニュース』の放送時間帯は中断していたが、それ以外は同時放送。クロスネット当時の土曜・日曜の19 - 21時と土曜の23時台前半はNNN・NNS編成だが、当番組の放送を優先していた(1992年は通常の日テレ系19・20時台番組を完全に休止し、19時からスタート)。
- クロスネット当時、『サザエさん』は南日本放送(TBS系)で放送されていたが、『FNSの日』に該当する日曜日のみ、KTSでの放送が行われていた。
- テレビ山口(1987年9月まで クロスネット相手はJNN系列)
- 第1回放送直前の1987年3月にフジテレビからFNN加盟かFNS離脱のいずれかを迫る申し入れがあり、後者に決定したため当初から制作に一切関与しておらず、離脱前の第1回も一切放送していない(テレビ山口#フジテレビ系列離脱参照)。
以前の参加局
各年度の放送
各年度ごとの詳細について、
放送の概要
- 視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム(赤字が最高、青字が最低)。
- 1 「インフォメ担当」は「インフォメーションコーナー担当」の略。
- 2 1995年はバイク事故から復帰したたけしをさんま等6名がサポートした。
- 3 1996年はたけしが「大会委員長」、たけしのサポート役でさんま等4名が「大会委員」を名乗った。
- 4 2005年の青木、2011年のマツコはこの番組限定で「フジテレビアナウンサー」を名乗った。
- 5 (フジテレビ)はその人物がフジテレビアナウンサーであることを示す。
- 6 インフォメ担当が不在の回は、主に通し出演者(フジテレビアナウンサーが主)がインフォメを兼任する。
- 7 出演者の所属グループは放送当時のもの。
- 8 回数は中断期間を含めた総回数とする。
FNS各局対抗企画
優勝局で()となっているものは、局代表以外が優勝したことを示している。
回 |
年 |
各局対抗企画 |
放送日 |
優勝局 |
戦績
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1 |
1987年 |
無開催
|
2 |
1988年
|
3 |
1989年 |
FNS各局対抗クイズ (試験大会として扱われた) |
7月 15日・16日 |
新潟総合テレビ |
初優勝
|
4 |
1990年 |
全国美人妻コンテスト |
7月22日未明 |
テレビ静岡 |
初優勝
|
5 |
1991年 |
戦う!ビデオ大賞 |
7月21日 |
岡山放送 |
初優勝
|
6 |
1992年 |
全国一斉模擬試験 |
7月 18日・19日 |
関西テレビ |
初優勝
|
7 |
1993年 |
7月 24日・25日 |
秋田テレビ |
初優勝
|
8 |
1994年 |
FNS各局対抗クイズ |
7月 23日・24日 |
2年連続2回目 史上初の連覇達成
|
9 |
1995年 |
FNS25局総合優勝局決定戦 |
7月 15日・16日 |
サガテレビ |
初優勝
|
10 |
1996年 |
全国フリースロー選手権大会 (完全トーナメント決戦) |
7月14日 |
鹿児島テレビ |
初優勝
|
11 |
1997年 |
7月27日 |
福島テレビ |
初優勝
|
12 |
1998年 |
FNS空き缶アートフェスティバル |
7月19日 |
テレビ愛媛 |
初優勝
|
13 |
1999年 |
スーパーバスケ'99 |
7月 17日・18日 |
サガテレビ |
4年ぶり2回目
|
14 |
2000年 |
7人兄弟スーパーバスケ |
7月 8日・9日 |
2年連続3回目 史上2局目の連覇達成
|
ボク生き境界線(史上初の選抜大会) |
7月9日 |
鹿児島テレビ |
3年ぶり2回目
|
15 |
2001年 |
FNS最強キャラクター大相撲 |
7月22日 |
テレビ愛媛 |
3年ぶり2回目
|
16 |
2002年 |
みんなでハモネプ全国大会 |
7月7日 |
新潟総合テレビ |
13年ぶり2回目
|
17 |
2003年 |
FNS27局対抗!家族そろって歌合戦 |
6月29日 |
テレビ新広島 |
初優勝
|
18 |
2004年 |
FNS全国一斉期末テスト |
7月25日 |
高知さんさんテレビ[注 18] |
初優勝
|
19 |
2005年 |
FNSあっついテレビ局決定戦 |
7月24日 |
テレビ宮崎 |
初優勝
|
20 |
2006年 |
FNS28局 お国自慢 史上最大の本物はどれだ! |
7月16日 |
秋田テレビ |
12年ぶり3回目
|
21 |
2007年 |
目指せストライク!TEN竺ボウリング |
7月29日 |
東海テレビ |
初優勝
|
22 |
2008年 |
爆笑列島カーペット |
7月27日 |
関西テレビ |
16年ぶり2回目
|
23 |
2009年 |
FNS27局対抗!三輪車12時間耐久レース2009 (ワールド・トライシクル・クラシック) |
7月26日 |
仙台放送 |
初優勝
|
24 |
2010年 |
三輪車12時間耐久レースO−1グランプリ |
7月25日 |
(ヘキサゴンチーム) |
史上初の優勝局なし
|
25 |
2011年 |
FNS歌へた自慢 (全国歌へた王座決定戦) |
7月24日 |
東海テレビ |
4年ぶり2回目
|
26 |
2012年 |
FNSアナウンサーがんばった歌謡大賞 (全国歌うま王座決定戦) |
7月22日 |
福島テレビ |
15年ぶり2回目
|
27 |
2013年 |
ミスターFNSコンテスト おまえらを惚れさせてやるグランプリ! |
8月4日 |
テレビ新広島 |
10年ぶり2回目
|
28 |
2014年 |
FNS系列27局Presents SMAPよりアイドルな!?ご当地SMAP選手権大会 |
7月27日 |
岡山放送 |
23年ぶり2回目
|
29 |
2015年 |
FNSちびっこホンキーダンス選手権[17] |
7月26日 |
フジテレビ |
初優勝
|
30 |
2016年 |
FNS高校生スーパーダンク選手権[18] |
7月24日 |
テレビ長崎 |
初優勝
|
FNS全国そっくりキャラ選手権[19] |
テレビ静岡[注 19] |
26年ぶり2回目
|
31 |
2017年 |
れきし自慢!大賞[20] |
9月9日 |
《あの偉人の意外ですね部門》 関西テレビ |
9年ぶり3回目
|
《実は日本初なんですね部門》 テレビ愛媛 |
16年ぶり2回目
|
9月10日 |
《これぞお宝ですね部門》 岩手めんこいテレビ |
初優勝
|
《これはイケメン&美女ですね部門》 高知さんさんテレビ |
13年ぶり2回目
|
《こんな偉人がいたんですね部門》 福井テレビ |
初優勝
|
32 |
2018年 |
FNS対抗!メシの祭典 |
9月8日 |
《食の発祥宣言部門》 福島テレビ |
6年ぶり3回目
|
《あの大スターが愛したメシ部門》 関西テレビ |
2年連続4回目 史上3局目の連覇達成
|
9月8日・9日 |
《あっぱれ!殿への献上メシ部門》 秋田テレビ |
12年ぶり4回目
|
9月9日 |
《日本一のバカヤロウめし部門》 サガテレビ |
18年ぶり4回目
|
《愛され続ける名店部門》 仙台放送 |
9年ぶり2回目
|
33 |
2019年 |
FNS系列局対抗 もう二度と見られない!? 全国スポーツ秘蔵映像は強いっ!GP |
11月3日 |
テレビ新広島 テレビ西日本 ※2局同時優勝[注 20] |
<テレビ新広島> 6年ぶり3回目 <テレビ西日本> 初優勝
|
37 |
2023年 |
FNS逃走中 |
7月23日 |
テレビ新広島(槙野智章) (ノブ〈千鳥〉) ※2名が逃走成功[注 21] |
2年連続4回目 史上4局目の連覇達成
|
38 |
2024年 |
7月21日 |
※逃走成功者なし[注 22] |
優勝自体がなかったのは、史上初 優勝局がないのは、14年ぶり2回目
|
2017年・2018年の収録放送に移行の際は、5つの部門に分けてそれぞれで優勝を決定する方式となっており、部門優勝した5局での決選投票などは行わなかった。そのため、1回の放送で5局の優勝受賞局が発生することになった。
2024年現在の最高優勝回数は、いずれも4回優勝の秋田テレビ、関西テレビ、テレビ新広島、サガテレビ[注 18]の4局。次いで3回優勝の福島テレビ、テレビ愛媛の2局。一方優勝が一度もないのは、北海道文化放送、さくらんぼテレビ(第11回放送の、1997年開局)、長野放送、富山テレビ、石川テレビ、さんいん中央テレビ、テレビくまもと、沖縄テレビの8局(一部年を除き放送および番組参加がないテレビ大分を除く)。
連覇達成したのは以下の4局。
- 秋田テレビ(1993年 - 1994年)→史上初の連覇達成。いずれもクイズ企画による連覇。
- サガテレビ(1999年 - 2000年)→いずれもバスケットボール企画による連覇。
- 関西テレビ(2017年 - 2018年)→いずれも収録放送での、地域自慢による連覇(このときはいずれも、5局が優勝対象)。
- テレビ新広島(2019年・2023年)→2020年 - 2022年の中断期間を挟んでの連覇達成。2019年はスポーツ秘蔵映像、2023年は逃走中のため、異なるジャンルで連覇達成した。
複数年行われた企画
- 『たけし・逸見の平成教育委員会』で行っていた小テストから派生したコーナー。
- 一般常識などの○×クイズに全ネット局(当時は25局)の中継地点に集められた20人・計500人が参加し、クイズに○か×かのプレートをあげて回答する。TBS『オールスター感謝祭』の要領で、その問題が不正解となった者は次からの解答権を失うサバイバル方式で、一局の全20人が解答権を失った段階でその局は「全滅」となり、24局が全滅し最後まで残った局の1人が「○×王」(優勝者)となる。
- 最後の2年間はテーマとなるジャンルを限定して行った(1995年は「全国温泉○×王座決定戦」、1996年は「全国スポーツ○×王座決定戦」)。司会進行はラサール石井。
- 1994年12月17日には独立した特別番組としても放送された(こちらを参照)。
- もともとは明石家さんまのスポーツするぞ!大放送のコーナー「オールスターフリースロー選手権」。
- 三輪車12時間耐久レース(2009 - 2010)
- 内容はそれぞれの回の項目を参照のこと。
- 2004年の『FNS27時間テレビめちゃ²オキてるッ!楽しくなければテレビじゃないじゃ〜ん!!』(総合司会はナインティナイン・中居正広(当時SMAP))では総合司会の中居と同じSMAPのメンバーだった香取慎吾が司会の『SmaSTATION-3 』(テレビ朝日、中居を除くSMAPが出演)とコラボ。2005年の『FNS ALLSTARS あっつい25時間テレビ やっぱ楽しくなければテレビじゃないもん!』(総合司会は笑福亭鶴瓶)では『アッコにおまかせ!』(TBS、総合司会の笑福亭鶴瓶がスタジオに乱入)とコラボ。2006年の『FNS26時間テレビ 国民的なおもしろさ!史上最大!!真夏のクイズ祭り 26時間ぶっ通しスペシャル』(総合司会は中居正広(当時SMAP))では2004年と同じく『SmaSTATION-5』(テレビ朝日、SMAP草彅剛がゲスト出演)とコラボ(ただし、前回とは違い映像での中継は無く生電話のみ)。2023年の『FNS27時間テレビ 鬼笑い祭』(総合司会は千鳥・かまいたち・ダイアン)では『Venue101』(NHK総合、かまいたち濱家隆一がMC)とのコラボ。
- 1回目は2014年の『武器はテレビ。SMAP×FNS 27時間テレビ』で怒涛の超豪華27曲45分3秒! SMAPノンストップLIVE!!! SUPER MEMORIAL ADRENALIN PARTYとして開催。2回目は2015年の『FNS27時間テレビめちゃ²ピンチってるッ!1億2500万人の本気になれなきゃテレビじゃないじゃ〜ん!!』で前年の「SUPER MEMORIAL ADRENALIN PARTY」に総合司会の岡村が挑んだバージョンのテレビのピンチをチャンスに変えるライブとして開催。3回目は2023年の『FNS27時間TV 鬼笑い祭』で総合司会を務めた千鳥、ダイアン、かまいたちがおよそ1時間交代しながら漫才をする耐久フィナーレ漫才として開催。
- 1回目は2012年の『FNS27時間テレビ笑っていいとも!真夏の超団結特大号!!徹夜でがんばっちゃってもいいかな?』で熱くなっちゃってもいいかな?いいとも!大縄跳びとして開催。2回目は2023年の『FNS27時間TV 鬼笑い祭』でベース番組の『千鳥の鬼レンチャン』で不定期で行われている大縄レンチャンとして開催。
- 1回目は2015年の『FNS27時間テレビめちゃ²ピンチってるッ!1億2500万人の本気になれなきゃテレビじゃないじゃ〜ん!!』でこの年のFNS系列局対抗企画として開催されたFNSちびっこホンキーダンス選手権として開催。2回目は2024年の『FNS27時間テレビ日本一たのしい学園祭!』でカギダンススタジアム〜日本一たのしいダンス決定戦〜として開催。
- 1987年の第1回大会から続く伝統行事で、新人研修の一環としてグランドフィナーレでその年の4月にフジテレビに入社した新人アナウンサー全員が分担して「27時間テレビ」に提供もしくは協賛したスポンサー各社名を提供クレジットとともに読み上げている。
- 但し2023年(第37回)では新人アナウンサーに加え、放送中断期間に入社(2020年〜2022年)をしたアナウンサーを含めた総勢11人で提供読みを行った[21]。
- BGMは1996年(第10回記念大会)から一部の年を除き、服部克久の「虹」が使われている。
マラソン企画
- ライバル番組である日本テレビの『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』の目玉企画「24時間チャリティーマラソン」に対抗し、2004年の『FNS27時間テレビ めちゃ2オキてるッ! 楽しくなければテレビじゃないじゃ〜ん!!』で加藤浩次が「100キロマラソン」に挑戦して以降、マラソン企画が複数回行われている。
- 2023年、2024年の「100kmサバイバルマラソン」では、1位になると賞金1000万円が贈呈。
- ☆印は、マラソン中継内でミニコントが行われていた。
歴代走者