赤江珠緒
赤江 珠緒(あかえ たまお、1975年1月9日[2] - )は、日本のフリーアナウンサー、司会者、ラジオパーソナリティ。1997年から2007年まで朝日放送[注 1]のアナウンサーを務めた。 来歴幼少期 - 学生時代兵庫県明石市出身。父の仕事の都合で転校が多く[3]、2歳から高知県高知市へ引っ越して6年間住んでいた[4][5][6]。小学2年生の途中から中学2年生までは兵庫県西宮市[7][8][9]。中学3年生から大学時代まで明石市[10]。社会人になって東京に拠点を移すまで神戸市、芦屋市、西宮市と兵庫県内に住んでいた[10]。 高知市立第四小学校[11]、西宮市立大社小学校[12]、西宮市立平木中学校[12][13]、明石市立魚住中学校、兵庫県立明石高等学校[7]、神戸女学院大学人間科学部[2]心理学科[14]行動学専攻[1][15]出身。 高知県に住んでいた頃に、テレビのチャンネルが少なく[16] NHKを見ている割合が多かった[17]。アナウンサーで一番憧れていたのは当時NHKアナウンサーの鈴木健二で、『クイズ面白ゼミナール』を見て、鈴木のことを頭が良く物知りでアナウンサーという認識はあった[17]。 小学4年生の頃、違う学年の先生から道徳の授業の資料を作るので朗読してほしいと頼まれ、お礼に高級クッキーをもらう[18][6]。卒業文集には「アナウンサーか声優になりたい」と書いている[17][19][注 2]。中学1年生の時には旅館の女将になりたいと思ったり[6][3][17]、植木職人[3]と様々な職業に憧れていた。「一番やりたかったのはムツゴロウ動物王国に行きたかったのが本音の気がする。だけど親には言えなかった」と述べている[17]。 就職活動はテレビ局3社を受ける[18]。毎日放送(MBS)とTBSを受験したが不合格だった[20]。 朝日放送に入社1997年に朝日放送[注 1]に入社[2]。同期は高野直子、橋詰優子。 1998年全国高校野球選手権大会中継の実況中継女性アナウンサー(テレビ中継は関根友実に次いで2人目・ラジオ中継は赤江が初)となった[注 3]。 『ごきげん!ブランニュ』でのキャッチフレーズは、「マイクを握ってお口で仕事」[21]。 朝日放送時代に小宮悦子の呼び掛けを無視したという噂に対して『5時に夢中!』で「最後の方に出演すると思い原稿を待っていたが冒頭で呼ばれてしまい原稿が無いため無視した」と噂を認めた[22]。 東京へ転勤2003年6月30日から、テレビ朝日『スーパーモーニング』の司会を担当することになったため、東京支社に転勤(編成局アナウンス部と東京支社編成部との兼務)となった[3]。 2005年に入ってからは、『芸能人格付けチェック』(番組改編期の『人気者でいこう!』復活特番)、『ふたりはプリキュアMax Heart』(映画版ゲスト声優)といった朝日放送の自社の仕事もこなすようになり[注 4]、さらに、テレビ朝日が全国中継した「世界水泳2005」の開催地モントリオールの現地キャスターも務めた。 大阪へ戻る2006年3月31日で『スーパーモーニング』を降板、テレビ朝日アナウンサーの野村真季に交代した。その後、朝日放送本社へ復帰となり、出産のために降板した武田和歌子に代わって2006年5月6日から、以前アシスタントとして出演していた『おはよう朝日・土曜日です』に3年半ぶりにアシスタントとして復帰した。 2006年8月5日放送の関西テレビ『ナンボDEなんぼ』の関西5局女子アナSPで代表として局の垣根を越えて出演した小寺右子に対するコメントでVTR出演した。 一旦は朝日放送本社勤務のアナウンサーに戻る形になったが、2006年10月からテレビ朝日・朝日放送共同制作番組『サンデープロジェクト』のキャスター(宮田佳代子の後任)に起用されることが決定し、再び全国ネットの番組にレギュラー出演するようになった。一方で、『おはよう朝日・土曜日です』への出演も継続し、在阪準キー局に籍を置きながらも、関東・関西双方の局の生番組にレギュラー出演していた。 フリー転身2007年3月31日付けで朝日放送を退社し、フリーに転身することとなり、4月から平日朝の『スーパーモーニング』の司会に復帰した[3]。そのため、それまでのレギュラー番組(『サンデープロジェクト』、『芸能人格付けチェック』などを除く)を降板し、活動拠点も東京へ移った[3]。 フリー転身後は、芸能事務所には所属せずに、赤江自身が個人事務所を設立して自ら窓口となって活動している[3]。 9月23日には、フジテレビ『クイズ$ミリオネア』のスペシャル版に、解答者として出場した田原総一朗のライフライン(テレフォン)として、テレビ電話ながらテレビ朝日系列以外の番組初出演を果たした。 2008年11月23日に2歳年上のテレビ朝日報道局ディレクター伊藤賢治[23](広島県出身[24])と結婚。同月27日放送の『スーパーモーニング』内で発表した[25]。2009年5月、挙式・披露宴を行った。 2009年と2010年には、国政選挙施行日のテレビ朝日の選挙特別番組『選挙ステーション』のサブキャスターを務めた。 2011年4月1日には赤江が司会を務めていた『スーパーモーニング』が最終回を迎えたが、3日後の4月4日から放送開始された後継番組の『情報満載ライブショー モーニングバード!』においても、当時、フリー転身直後であった羽鳥慎一と共に総合司会を務めた。 NHK『連続テレビ小説』のファンである。NHK総合テレビの朝ドラ本放送は『スーパーモーニング』→『モーニングバード!』の裏番組であるため、朝のワイドショー担当時代は昼の再放送で視聴していたと話していた[26]。 2012年4月2日から2017年3月30日までと2018年4月2日から2023年3月30日まではTBSラジオ『赤江珠緒 たまむすび』(月曜 - 木曜)のパーソナリティを務めていた。 2013年11月、国会で審議が進められていた特定秘密保護法案に対する、テレビキャスター・ジャーナリストらによる反対声明の呼びかけ人に名を連ねた[27]。 2014年11月23日の神戸マラソンで初めてフルマラソンに挑戦し、4時間59分12秒のタイムで完走した[28]。 長年ショートカットであったが、2014年春頃から「マラソン練習の時に被る帽子が風で飛ばないよう、結わいた髪で止めるために」髪を伸ばし始めた[29]。2014年11月には肩までのセミロングになっていた(以後は髪を下ろしていることがなかったため、どれ位の長さまで伸ばしていたかは不明)。しかし、2015年4月に「座席の背もたれに寄りかかれないから」という理由で髪を切りショートカットに戻った。『モーニングバード!』の宣材写真をロングヘアのものに刷新した直後のことである[30]。 2015年4月12日からはTBS『この差って何ですか?』で司会を務め、テレビ朝日系列以外のテレビでは初のレギュラー番組となった。 2015年9月25日、『モーニングバード!』の最終回をもって同枠を降板[31]。 2016年12月9日、『明石ふるさと大使』に就任[32][33]。 2017年2月16日、TBSラジオ『赤江珠緒 たまむすび』の生放送で、第1子妊娠を報告[34][35]。同年3月30日、『赤江珠緒 たまむすび』を一時降板し、産休に入る[36]。これとともに『この差って何ですか?』は降板(後任は川田裕美)。同年7月27日、第1子女児を出産[37][38]。同年8月22日、出産後初の『赤江珠緒 たまむすび』に電話出演。その際、分娩まで2日がかりの難産であったこと、産後の経過などが赤江から語られた[39]。 2018年4月2日、TBSラジオ『赤江珠緒 たまむすび』に復帰し活動を再開[40][41]。 2023年1月12日、TBSラジオ『赤江珠緒 たまむすび』を3月いっぱいで終了することがスポーツ紙で報じられ[42]、同日の『赤江珠緒 たまむすび』で赤江が理由を説明した[43][44]。番組終了のニュースを知り、他局のパーソナリティから惜別の言葉が寄せられた[45]。3月29日の『赤江珠緒 たまむすび』で番組終了を決断した理由の一つに体調面もあったと明かす[46]。3月30日、番組の最後で「答辞」として、これまで関わってくれた出演者たちへの感謝の思いを告げて番組を終了した[47]。11年にわたり、2857回放送された[48]。 『赤江珠緒 たまむすび』終了後は、子育て中心の生活で月に3、4回仕事をしている[49]。2023年11月4日・11日には『Sunstar presents 浦川泰幸の健康道場プラス』(ABCラジオ)にゲスト出演した[50][51]。 フライデーに掲載2019年4月19日発売の雑誌『FRIDAY』2019年5月3日号に、「博多大吉&赤江珠緒 芝生のベッドで寄り添う」というタイトルの記事が掲載された。この記事によると、赤江は『赤江珠緒 たまむすび』で共演する博多大吉とデートを行い、青山の公園の芝生で2人寝そべっていたという。両者ともに既婚者であるため、仮に不倫の事実があればダブル不倫となる事案であった。赤江によると『たまむすび』の存続について、自らの育児や共演者の逮捕などで不安を感じており、難局を博多大吉に相談していたとのことである。フライデー発売後の『たまむすび』の放送では記事について「事実有根」とし、家族や配偶者から怒られたと語った[52]。 新型コロナウイルス2020年4月13日、テレビ朝日『報道ステーション』制作スタッフ(総合演出)の夫が体調不良のため、大事を取ってTBSラジオ『赤江珠緒 たまむすび』は自宅からの電話出演となった。番組終盤で娘と共に登場。しばらくは自宅からの出演になると明かした[53][54]。4月14日も番組の一部に娘と出演した。 4月16日、TBSラジオ『赤江珠緒 たまむすび』にFAXで直筆メッセージ(15日の深夜に書いたもの)を寄せ、A4サイズ5枚に渡るコメントが読まれた[55]。新型コロナウイルス感染の疑いがあった夫が、PCR検査の結果「陽性」だった[56]ことを報告。「しばらく基本的には番組をお休みして家族の事を優先させて頂きます」と明かした[57]。 4月18日、自身もPCR検査の結果「陽性」となり新型コロナウイルスに感染したことを公表した[58]。自宅療養をしていたが、4月26日、検査の結果肺炎と診断され、入院[59]。4月29日に『赤江珠緒 たまむすび』にメッセージを寄せて公表した[59]。5月6日、退院を報告[60]。5月12日、『荻上チキ・Session-22』で赤江の治療体験レポートを紹介して貰った[61][62]。 6月8日の放送で番組復帰[63][64]。その後、経験者の立場として新型コロナウイルスに関する仕事に携わっている[65][66][67][68]。 たまむすび in 武道館 ~10年の実り大収穫祭!~![]() ![]() 2022年4月25日、TBSラジオ『赤江珠緒 たまむすび』にて、日本武道館で番組のイベントを開催すると発表[69]。オリジナルソングに使う歌詞は、番組のリスナーから募集したキーワードを取り入れて赤江が喫茶店で考えた[70]。7月4日、オリジナルソングは中西圭三が作曲[注 5][71]、赤江が作詞したものも発表された[72]。9月5日、オリジナルソング『ドラマチック・プログラム』(作詞:赤江珠緒 作曲:中西圭三)を番組内で初オンエア[73]。 9月21日に『赤江珠緒 たまむすび』放送10周年を記念して、日本武道館で『たまむすび in 武道館 ~10年の実り大収穫祭!~』が開催された[74][75]。
人物趣味特技特徴・性格
嗜好家族
高知県にいた頃
兵庫県にいた頃
似ていると言われたことがある人物小野伸二[122][131]、夏菜、水野裕子[122]、浅尾美和[122]、岩渕真奈[122]、阿部一二三[132]、阿部詩[132][133]、井上真央[131]
現在の出演番組テレビラジオ過去の出演番組テレビ☆はANN系列全国ネット 朝日放送アナウンサー時代
フリー転向後
テレビドラマ
ラジオ朝日放送アナウンサー時代
フリー転向後
ラジオドラマフリー転向後
映画
CM
オンライン配信
イベントWEB記事書籍
音楽ミュージックビデオ脚注注釈
出典
外部リンク
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