和歌山放送
株式会社和歌山放送(わかやまほうそう、Wakayama Broadcasting System Co., Ltd.)は、和歌山県を放送対象地域として中波放送(AM放送)をする特定地上基幹放送事業者である。略称はWBSであるが、ロゴタイプが英字の小文字ベースであることもありwbsと表記される場合が多い。JRNとNRNのクロスネット局。1959年4月1日に全国41番目に開局した(開局当初は、和歌山市寄合町15番地に本社があった[5])。 概要毎日新聞社が筆頭株主のラジオ放送局で(南海電気鉄道も毎日新聞社と同比率で筆頭株主となっている[6])、毎日新聞の友好会社という位置付けである。そのため、毎日新聞の紙面には、当局の番組紹介が毎日掲載されており、またwbsでも毎日新聞のCMが放送されている。また、wbs本社内には毎日新聞の関係会社でもあるMBSラジオ(JNN・JRN・NRNの在阪準キー局)の記者詰所がある。 地域密着型の放送を展開するため、平日日中の『つながるワイド』枠では和歌山・田辺白浜・新宮の各放送支局ごとに異なる番組を放送している。このため、田辺と新宮の両支局に独自のスタジオが設けられている。かつて、地域別放送は東京、大阪を除く大半の民放AM局で実施されていたが、実施する局や放送時間は年々減っている。平日の帯番組で2時間の生放送は当局が唯一である。 しかし、2023年(令和5年)3月17日に新宮支局制作番組『新宮発☆ラジオDE元気!』の放送が終了、同月20日より新宮エリアも和歌山本局の番組をそのまま放送する方式に変わった。これにより1988年(昭和63年)から35年間続いた新宮エリアオリジナルの放送は終了したが、支局は新宮市内に残ることになり、気象予報士の引本孝之が、朝のワイド番組「ボックス」の月曜日を担当し、今後も紀南地方の情報を発信することになっている[7]。 当局の編成面における特色として、週末を中心に隔週おきや月1回放送の番組が、他局に比べ多い。また、通常の改編期(4月・10月)以外に番組改編が行われる事もあり、特に5月は規模の大小に関係なく毎年何らかの改編が行われる。 なお和歌山県には民放FM局がないため、TOKYO FM制作の番組をスポンサードネットしたこともあった。 2007年に『ヤンピース』のネットを打ち切り、『つれもてナイト』を開始、2009年には『福山雅治のオールナイトニッポンサタデースペシャル・魂のラジオ』のネットを打ち切るなど、アダルト志向のような編成が目立っていたが、2010年春の改編で『つれもてナイト』を打ち切り『オールナイトニッポンGOLD』(かつての『ヤンピース』枠)で3年ぶりにネットを再開した。 全国高等学校野球選手権和歌山大会の会場が和歌山県営紀三井寺球場のみで行われることから、全試合を生中継している。2023年現在、全国高等学校野球選手権大会の地方大会を全試合、ラジオで生中継しているのは当局が唯一である[注 2]。 主な受賞歴は『決断~新型コロナ、問われる知事の危機管理能力~』で2020年日本民間放送連盟賞ラジオ報道部門優秀賞を受賞した[8]。同局では過去にも同賞を多数受賞している。 事業所
沿革
資本構成企業・団体は当時の名称。出典:[13][14][15][16] 2015年3月31日
過去の資本構成1978年3月31日
1992年3月31日 - 2003年3月31日
周波数
放送時間月曜5:00を起点とする24時間放送。ただし、日曜深夜(月曜未明)0:00 - 5:00は、メンテナンスのため放送休止。また、12月25日[注 4]が月曜にあたる場合は放送休止をしない。 2023年7月9日には、局内の大規模電源保守工事の実施に伴い、通常より1時間半早い22:30から翌10日5:00まで放送を休止した[18]。 スタジオ本社
支局
2023年3月までは、オークワ新宮仲之町店[注 5]1階に、新宮支局スタジオが設けられており、『新宮発☆ラジオDE元気!』などで使用されていた。 この他、スタジオではないが、直接送信所に送り出しが可能な非常用の放送設備が、和歌山県庁南別館に設けられており、年数回『ラジオでお届け!県政最前線』において、テストを兼ねて県庁から放送する。 現在放送中の番組2025年8月現在。詳細は、公式サイトの番組表を参照。 自社制作番組は太字。 平日
週末
随時放送
年度下半期のみ放送
断続的に放送
特別番組
過去の番組自社制作番組平日朝
平日午前
平日昼
平日午後
平日夕方
平日ナイターオフ
平日夜
平日深夜
土曜日
日曜日
その他
ネット番組☆は同時ネット、★は時差ネット。 TBSラジオ制作
その他 文化放送制作
その他 ニッポン放送制作
その他 その他番組制作会社制作
その他 宗教番組
アナウンサー・パーソナリティー
アナウンサー・専属パーソナリティー
外部契約出演パーソナリティー
元アナウンサー・パーソナリティー
備考
脚注注釈
出典
外部リンク
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